
- 作者:堀 正岳
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/11/24
- メディア: 単行本
何故読んだのか
以前『ライフハック大全』を読んで色々気づきを得て、自分の生活が効率化した。 そのため続編となる本作もを読むことで新たな知見が得られるのではないかと思ったため。
要約
インプットとアウトプットを暮らしの中でどう取り入れ仕組み化していくかを具体的な方法や考えが記載されている。
感想
本書の前作とも言える『ライフハック大全』では、まず身近な生活の改善案(ライフハック)だったのに対し、
本書は「すぐに使える」というものではなくインプットとアウトプットをどう暮らしの中で仕組み化していくかについての本だ。まさに設計についての本といえる。
前作が健康食品だとしたら本作は健康的な食生活いったところか。
本書の内容はエンジニアとして暮らしている人にとっては目新しいものはないと思う。本書で取り上げられる課題や解決策はエンジニアという職種においてはインターネット上で扱われてきた。 またエンジニアと対象にしたこのような本も多いため、そのような本に既に目を通している可能性が高いため既知の情報や考え方となってしまうと思うからだ。 しかし、エンジニアでないが色々なコンテンツをインプットしアウトプットもしていきたい、その具体的な方法や考え方をまず知りたいという人にとってお勧めの一冊と言える。
本書の良いところは、読みやすくかつ方法が具体的であるところだ。 アプリはEvernoteやScrapbox、家具はIKEAやニトリを使う等、具体的にどう自分の日常に落とし込んでいくかという導線が分かりやすいのだ。そしてドラスティックではなく身近なところから始めるというスタイルが良かった。
そうだよな。と著者の語りに同調したのは「ダークサイドにおちてはいけない」ということ。 知的生活の果実を早く摘みすぎて、楽しくてやっていたはずの知的生活自体に疲弊したり信用を失うのでは意味がないよなと。種を蒔いて芽が出て、実をつけて食べごろになるのには時間がかかるのだということを覚えておきたい。
学び
・ニトリでオーダーメイド家具が作れる。(デスクとか本棚オーダーしたい...)
・自分にしかできない(これまで読んだ本の内容や体験したこと、調べたこと、興味のあること)アウトプットが意味のある知的生産になるのだと思う。
・面倒な単純作業はクラウドソーシングで依頼して時間を節約する。
・知的生活はゆっくり育てる。
・書斎(一人でインプットアウトプットできる空間)は大事
引用
知的生活とは、新しい情報との出会いと刺激が単なる消費にとどまらず、新しい知的生産につながっている場合
リンク

- 作者:堀 正岳
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/11/24
- メディア: 単行本