Geecul

Geekに踊ってカルチャーと寝る

2020年7月に読んだ本(IT系多め)

最近はコロナの感染を避けるために家にいる時間が長くなったので(もとからインドア派ですが)、

家にいる時には技術書メインで本を読むようにしています。

そこで今回は7月に読み終えた本をまとめて紹介したいと思います。

『28日で即戦力! サーバ技術者養成講座[改訂3版]』

28日で即戦力!  サーバ技術者養成講座[改訂3版]

28日で即戦力! サーバ技術者養成講座[改訂3版]

  • 作者:笠野 英松
  • 発売日: 2018/03/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
gihyo.jp 普段OSの設定とかちまちまいじったりはしているのだけれど、

色々サーバの導入とかしたことないよなと思って読むことにした。

内容としてはCentOS7でメールサーバやDNSサーバ、Webサーバ等の導入設定からSSH、SSL設定等、

サーバー技術者として一通り知っておいたほうがよさそうな内容をハンズオンしながら進める内容になっている。

タイトルには”28日”と書いているが僕は一通りハンズオン終えるのに2か月ぐらいかかったかな。

結構メールサーバの設定に手間取ることが多かったんだよね。

Linuxの基本的なコマンドや、出てくるコマンドやファイルがどういう意味があるのかまではあまり解説しないので、

本書を読むにはLPIC1ぐらいの事前知識はあったほうがいいなという印象。

色々なサーバー構築の部分をハンズオンで学ぶことができるという点では素晴らしいものの、

正誤が多かったり(正誤表はWebで確認できる)、バージョンとか環境が古くなっていたりするので、

本の内容が本当に正しいのかWebで調べながら作業しないといけないので、

本という形でパッケージされている意味が薄れていると思います。

本のコンセプトとしては素晴らしいと思うので、改訂版が出ることが望まれますね。

『フリーソフトウェアと自由な社会 ―Richard M. Stallmanエッセイ集』

僕はIT業界のいわゆるSIと呼ばれる界隈で働いているわけだけれど、

元々IT業界に入ったのはOSSという考え方に共感したということ、

そのような素晴らしいコミュニティや考え方をもつ業界、IT業界で働いてみたいと思って飛び込んだんだよね。

まあ自分語りはここまででまた別の機会にするとして、

そんなOSSを調べていくなかで知ったのがフリーソフトウェアという概念であり、その考案者リチャードストールマンその人。

その人の本がたまたま書店で目に入ったら買っちゃうよね。

内容はリチャードストールマンのエッセイや講演を本としてまとめたものでした。

法律周りのことについてや事例はアメリカの内容なので、

理解が難しい...というか正直気持ちがだれてくるところがありました。

ただフリーソフトウェアがOSSとどう違うのか、

フリーソフトウェアである必要があるのかという考えや思いを知ることができたのは良かった。

僕としてはフリーソフトウェアだけでなく、OSSも素晴らしいと思っているのだけれど。

OK、Linuxじゃなくて GNU/Linuxね!

『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法』

最近はお金とか資産運用の勉強しないとなーとか思っているなかでTwitterで見つけた本。

高配当株で仕事以外の収入で早期リタイア!ということです。

このご時世なので仕事以外の収入も確保したいなとか考えたりするわけです。

そこで読んでみたのだけれど内容は思っていたのとは違ったかな。

そもそも何を期待して読んだんだっけというところなんだけれど、

その点をあやふやにしたまま何となく買って読んだのが良くなかったかな。

投資方法について知っても著者とは環境も違うし再現性はないのだから、

投資する際の考え方とかものの見方とかを知りたかった。

ということが今でははっきりしているのかだけれど、購入したときには考えてなかった。

僕が知りたい内容であれば著者のブログで良かったのかもというのが読後の感想です。

著者のブログ:https://freetonsha.com/

『インフラエンジニアの教科書2 スキルアップに効く技術と知識』

インフラエンジニアの教科書

インフラエンジニアの教科書

  • 作者:佐野裕
  • 発売日: 2016/08/30
  • メディア: Kindle版

『インフラエンジニアの教科書2』こちらもTwitterがきっかけで買った本です。

前書の『インフラエンジニアの教科書』も購入して読んでいたので、

続編はどうなるのか?と思い興味があったので読んでみました。

前書は手を動かしたり現場に入る前に必要な知識が書かれていましたが、

本書の場合は、現場で手を動かしたり、資料を読む際に必要な知識がまとめられています。

僕にとっては得るものはありながらも少し物足りないと感じる内容でしたが、

初めて現場に入る前に読んでいれば心強い一冊だっただろうなと思います。

本書の対象がまさしくそのようなこれから現場に入るインフラエンジニア向けです。

インフラ周りの勉強したいという人のとっかかりとなるシリーズです。

『入門vi 第6版』

入門vi 第6版

入門vi 第6版

vimじゃない!viなんだ!ということで読むことにした本。

GNU/Linux環境だと基本的にvimが入っているからいいんだけれども、

viしか使えない環境というのはまだあるわけです。そこでの知識が必要なのです。

端的に言うと読んで良かった!

viの使い方について一通り書いてあって、exコマンドについても解説されている。

各章、巻末にはまとめ、オプションが記載されているのでリファレンスとしても有用。

viで開いているファイルに対してコマンドで編集をかけることができるという、

この本で得た知識はめちゃくちゃ仕事でも使っている。

時折読み返して技と知識を高めていきたいと思う。

vimについても言及されているのでvimmerの方も是非読んでみてください。

『シェルプログラミング実用テクニック』

シェルプログラミング実用テクニック

シェルプログラミング実用テクニック

  • 作者:上田隆一
  • 発売日: 2015/05/15
  • メディア: Kindle版

シェルスクリプト一から書く機会ないなー、

シェルスクリプト書く能力高めたいなと思って買った本。

なのだが、本書はシェルスクリプトをバリバリ書くための本ではない。

シェルのコマンドライン(CUI)を使って色々できるようになろう、やってみようという本です。

当初思っていた内容ではなかったけれども良書でした。

本書では何でも文字列としてシェルで扱うという考え方とか技術を学ぶことができました。

一番はsed&awkの使用に抵抗がなくなったのが収穫ですね。

sed&awkと正規表現を自由に使えるようになるとシェルでできる幅が大きく広がりそうなので勉強したいですね。

おわり

ここまで読んでいただきありがとうございます。

これまでは一冊一冊読み終えた本ごとに記事にしていましたが、

近頃は色々手を動かしたり考えたりする時間がほしいと思っているので、

8月もまとめて紹介するスタイルになるかもなーとか思っています。

良かったらまたチェックしに来てください。