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SIerでいっぱしのエンジニア、もしくはビジネスマンになれるのか?

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Trang LeによるPixabayからの画像

 

僕は新卒からいわゆるIT業界の中でもSIer(システムインテグレータ)に分類される企業で働いています。

このSIerという業界は階層化していて(よくピラミッドの図で例えられる)、

ピラミッドの頂点には「システムを作りたい!」というお客様と直接やり取りをする一次受け(プライムベンダーとかも言ったりする)企業、

そしてその下に連なる、一次受けから受注して実際に手を動かす(技術的作業をする)二次受けより下の企業からなります。

僕はこのピラミッドだと主に二次受けぐらいの企業に所属しています(案件によっては一次受けもしているのかもしれないけれど)。

そして数年インフラ周りでエンジニアとして少なくも現場も変わりながら経験を積んでいます。

そして漠然と思ったのが、

「SIerでいっぱしのエンジニア、もしくはビジネスマンになれるのか」ということです。

ここでの“いっぱしの”の定義は技術が分かる、事業が分かる、またはその両方が分かる・できるです。

SIerは主に大企業や金融、官公庁をメインのお客様としていて、

必然的にシステムも巨大となるため、扱うサブシステム毎にチームが組まれ、

特定のチーム・サブシステムは特定の企業が担当し、また別のチーム・サブシステムは別の企業が担当する。

というような構造になっています。

またチームの中でもリーダーは一次受けの企業の人だったりします。

そのような中で一メンバーとして仕事をしているだけでは、

一つの製品や技術、やり方には多少詳しくなりますが、

全体を見通す目を養うことは難しいように思います。

役職や立場が変われば事業も技術も分かるようになるのでしょうか。

それとも単純に僕が技術的にもビジネス的にもまだ未熟なのか(こっちのほうが可能性は高い)。

ただ僕の中ではこの問題の解決策として考えていることが2つあって、

ひとつは小さな案件を一次受けとして担当するということです。

小さな案件を一次受けとして要件定義から実装または運用まで担当することで、

お客様と自社、両方のビジネスについて考え、技術でどう課題解決するかという経験ができるのではないかと思います。

もう一つは事業会社のエンジニアになるということです。

他社のシステム構築・運用を専門とする企業ではなく、自社のビジネスにITを活用している企業で働けば、

自分の活動が自社のビジネスにどう影響を与えるかという視点で関わることができると思っています。

何事も心持ち次第だから今の現場で頑張れとか、上記のようなことを意識するということもできるかと思います。

ただ、心持ちよりも環境を変えるほうが確実だという気もします。

どうすれば技術とビジネスを融合して一エンジニアとして楽しく納得して活躍できるのか。

もう少し模索してみようと思います。