年末年始休暇に突入したということで、steamで積んだままにしていたゲームでも消化してみるか、ということで遊んでクリアしたゲーム『CHICKEN POLICE Paint IT RED』が面白かったので紹介する。
『CHICKEN POLICE Paint IT RED』 とは
舞台は捕食者と獲物が共存する自然界で最もカラフルな街、クロービル。
かつては伝説の警察コンビ「チキンポリス」の片翼として名を馳せたサニー・フェザーランドは引退まで121日となった大晦日の夜、とある脅迫事件の調査を依頼される。
事件の真相に迫るためかつての相棒マーティー・マクチキンとともにクロービルを駆ける。
というあらすじのポイント&クリックタイプのアドベンチャーゲームだ。
『CHICKEN POLICE』の魅力
魅力的なキャラクター
キャラクターは一匹一匹、あるいは一羽一羽がそれぞれの種族や社会での立ち位置を背景にキャラ付けがされている。
登場するキャラクターは皆人間の体に頭は動物といった姿なのだが、
少しコミカルというかギャグっぽいこの見た目がシリアスなストーリーラインや世界観を中和するのに役立っている。
フィルムノワール的な世界観とグラフィック
Wikipediaのフィルム・ノワールの概要を読んでほしい。
それが全て当てはまるのが『CHICKEN POLICE』だ。
モノクロかつスタイリッシュ、シニカルなユーモアとビターなストリーライン。
ジャジーな音楽、ちょっとした映画を鑑賞した気分になれる。
フルボイスで行われる登場獣物たちの会話
先に「ちょっとした映画を鑑賞した気分になれる」と記載したが、これは登場獣物の全ての会話が英語のフルボイスで行われていることも影響している。
英語のフルボイスと日本語のテキストは、海外映画の字幕版を見ているような感覚だ。
また会話がフルボイスであることで、それぞれのキャラクターはより魅力的に、会話はニュアンスを感じることができる。
まとめ
ナターシャ・キャッツェンコ、猫なのに、猫だから?やたら色っぽい。
遊んでいるうちにキャラクターがみんな動物なのに、動物かどうかには違和感を持たなくなっていく。
進めるほどに知りたくなる世界観、秀逸な翻訳、シニカルなユーモア、シリアスなストーリー、全てが一体となって作り上げる独特な『CHICKEN POLICE』の世界。面白かったので時間があれば是非味わってほしい。