あっという間に12月ですね。
ということで早速11月に読んだ本についてざっくり感想書いていきます。
目次
- 図解即戦力 Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書
- シリコンバレーの金儲け
- スタンフォード式 人生デザイン講座
- やばいデジタル “現実”が飲み込まれる日
- AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー
図解即戦力 Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書
AWS認定クラウドプラクティショナー試験受験の前にAWSについてざっくり知りたいと思って読むことにした本です。
豊富な図やカラーリングでとっつきやすくAWSのサービスや機能の知識につい学ぶことができます。
適切に表現できているか微妙だけど、個人的には図が理解を促すというよりも読みやすくするために使われているような気がした。
シリコンバレー金儲け
アメリカ、シリコンバレーはその成立初期から投資と起業で成り立ってきたことを歴史を根拠に説明する。また歴史の中で富の生み出し方が変わり、現代はアルゴリズムを金型にして富が生産されていると説く。
歴史を通してシリコンバレーにおける経済発展について知ることができる面白い一冊だった。
結末の日本企業における対応がまずは経営陣がITを使ってみようというレベルから始める必要がある現実は残念だと思った。
(著者の意見に対する批判ではなく、日本のITレベルが低いことに対する憂慮の意)。
スタンフォード式 人生デザイン講座
まずは「自分を知る」というところからスタートしないといけない。本書もそこからスタートする。では自分を知るにはどうすればいいだろうか。
「健康」「仕事」「遊び」「愛」について自分の中でのガソリンメータはどのぐらいかを把握する必要がある。それらについて自分にとって最善のバランスについて考える。
そしたら仕事観と人生観をコンパスにして進んでいけばいい.....
正直なところありきたりかなと思った。現状だと僕の読みが浅いのかもしれないが人生が変わる!とはいかなそう。
そもそも何かの答えが書いてあるわけではなく、自分なりの答えを探す方法が書いてあるからなのかもしれない。もしくは自分のことをよく知らない、コンパスの方向が定まっていないからか。
人生はプロセスという考え方は『達人のサイエンス』を思い出した。「道」であるという考え方。だからゴールはない。よりよくあるために進む、それが達人の道。
やばいデジタル “現実”が飲み込まれる日
昔はインターネットは現実世界とは違う世界として扱われていたような気がする。
しかし、少し前からは現実と地続きの世界になって、今はインターネットが現実を飲み込もうとしている過程にあるように思える。
本書を読むとフェイクに対して真実で戦うことの非力さを思い知らされるが、台湾の取り組みとしてフェイクには透明性で対処するというのが非常に興味深かった。
人々がフェイクに踊らされるのは情報が隠されていること、正確な情報にアクセスできないからということで、情報を透明にすることで対応するしていたことだ(マスクの例など)。
確かに、フェイクニュースが出るたびに検証して真実で対応するにはスピードもコストもかかってしまう。フェイクに対して後手後手になることは避けられない。しかし最初から適切な情報が透明性を持って公開されていれば、フェイクニュースに先手を打つことができるし、後手後手に回ることによる情報の疑心暗鬼を避けることもできる非常に良い解決策だと思った。本邦に足りないのはこの透明性の視点だと思う。
またフェイクについての興味深いことは、フェイクは信じることだけではなく批判によっても拡散され影響を持つということ。
コロナによるトイレットペーパーの品不足が起きるという情報はフェイクだと知りつつも、それを信じる人達によって品薄になるのではと疑った人たちによって実際にトイレットペーパーが品薄になるという現象が起きた。
「フェイク」はコロナ禍で自宅にこもるようになり、自宅外の世界とのつながりがインターネットを中心に移す人が多くなる今、より大きな影響力を持つようになると思う。
プライバシーについても本書では語られている。大手ITプラットフォームを中心に収集される私たちの情報は場合によっては私たち自身よりも私たちについて多くを語る。
それはインターネット上にもうひとつの私達、デジタルツインを形作る。
これらをどう用いるか、用いられていくかが今後の課題だというわけだ。
フェイクとリアル、インターネットとリアルの私、徐々に何が真実か、どちらが本物かということに対してもどんどん高度なリテラシーが求められるようになると思う。
もちろん全ての人が真実を見分けるリテラシーを手に入れることは難しい。
そうなれば信じたいものが真実となる世界が登場することになると思う。
AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー
AWS認定クラウドプラクティショナーの試験の学習のベースとして使用した一冊。
試験範囲サービスの内容について記載されています。
試験前のベースの知識を本書で得た後に、実際に模擬試験受けたり、サービスについて調べたりしていくのがいいと思います。
AWS認定クラウドプラクティショナー試験にあたっての僕の学習については以下の記事に記載しています。