こういう謎のドキュメンタリー?映画?をたまに観たくなる。
原題が『Fantastic Fungi』なので、内容的にも「素晴らしき菌類」という訳が適切な気がするけれども、そこは分かりやすさとかウケを考えると邦題が適切かもしれない。
内容はキノコを中心とした菌類の能力や素晴らしさを紹介するようなドキュメンタリーとなっている。
例えば、菌類の生成する酵素が薬の開発に役立つかもしれないことや、マジックマッシュルーム(幻覚作作用のあるキノコ)が鬱病に効くなどだ。
(なんとなくだがドキュメンタリーの出演者全員マジックマッシュルームの使用経験がありそうだ..)
そんな菌類の能力で驚いたのは、木と共生する菌(菌根菌)というのが存在して、木の根に定着して、木と栄養のやり取りを行うほか、ほかの木や植物にも菌糸を伸ばして菌糸のネットワークを形成、菌糸を通じて木々同士の栄養交換やコミュニケーションが行われているということだった。
何だか嘘っぽいというか、スピリチュアルっぽい感じだが、ネットで調べてみるとあながち嘘でもないようだ。菌を通じてどこまでコミュニケーションを行っているかは研究中のようだが、菌糸でネットワークを作り、ネットワークで繋がった木々同士で栄養をやり取りはしているようだ。
キノコについては何の知識もなく、マイタケとなめこは味噌汁にするとおいしい!ぐらいの認識だったが、何だか興味深く、菌類・キノコについてもっと知りたい、世の中は本当に知らないことだらけだなと思うドキュメンタリーだった。
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