Geecul

Geekに踊ってカルチャーと寝る

電子書籍は out of sight, out of mind なんだよ

「Out of sight, Out of mind」

「見えなくなるものは忘れられる」の意。

日本語だと「去る者は日々に疎し」ということわざに訳されているようだ。

この「Out of sight, Out of mind」を日常的に実感するのが、電子書籍だ。

物理的な本の置き場所には限界があるので、KindleやPDFで電子書籍を購入したことがあったのだが、そのことをいつの間にか忘れてしまう。

そしてふと何かの拍子に思い出しては、この言葉が頭をよぎる。

紙の本は物理的な実体があるので、常に視界に入るため「積読がたまっているな、読まなきゃな」と意識にのぼってくる。

その結果、紙と電子とでは紙の積読の方が早く消化されてその結果また紙の本を買って、紙の本が増える。

電子書籍はデジタルライブラリで0と1のまま眠っている。

こう振り返ると電子書籍で本を買うということが、自分にとってはほとんどメリットがないという考えに至った。

ということで、マンガや雑誌など買ってすぐ読むには便利なので時々利用するが、技術書や時間をかけてしっかり向き合うタイプの本は電子書籍ではなく物理本で買うようにしている。

「Out of sight, Out of mind」

ただそこに見えているということにも意味があるんだよな。

僕にとってはそれが読書においても大事だったりする。