増税前に買った本の2冊目が読み終わりました!
増税前に買った技術書が届いた!
— youzine (@youzine_geecul) October 6, 2019
積読もまだあるから、今月末以降から読みはじめたい pic.twitter.com/HLP2gNMql6
ちなみに増税前に買って読み終わった本1冊目の感想は以下の記事にまとめています。
SNSでのSE職への評判や、仕事と自分自身の間の「これでいいのかな?」に翻弄される中、 今の仕事を頑張る後押しをしてくれる一冊。#はてなブログ #システムエンジニア #SE #仕事
— youzine (@youzine_geecul) 2019年11月10日
ビジネス書ならITエンジニアがまず読むべき一冊『…https://t.co/JqYKaTULdv
何故読んだのか
最近は仕事でOS周りを担当しています。
OSの設定値や、コマンドを覚える必要があって割と大変なんですが、
結局OSの設定値やコマンドってそれ単体が目的にはならなくて、
システムとしてどうあるべきか。という中でのOSの設定値やコマンドなわけです。
OSをちゃんとやろうと思うとどうしてもそのシステム、周辺技術についても知る必要があります。
で、OSから見たときに周辺技術として知っておかないといけないのがストレージとネットワーク。
ただ僕はがっつりストレージとネットワークを担当するわけではないので、
OSとの関係性の中で学びたいと思っていた時に読んだのが本書。
実は新人研修の頃に指導担当だった上司から本書の旧版をオススメされていたのですが、
新人当時とこれまでの現場ではOSについてそこまで深い知識は求められなかったこともあり未読でした。
しかし最近はOSを触ることが多くなったので思い出し、増税前のタイミングで購入、読了しました。
要約
さりげなく本書の表紙左下に「データベースはこう使っている!」
と記載されていますが、
OS、ストレージ、ネットワークといった個別の技術とつながりをDBが利用するという前提を置き、
理解しやすく絵を利用して説明しているのが本書です。
特に本書の最後にはOracleDBなら本書の内容だとどうか、ということが記載されているので、
OracleDBの担当者やシステム利用者はためになると思います。
感想
自分はまだまだインフラ周りとしては経験未熟なのですが、
インフラ周りはそれ単体として技術を理解すればよいのではなく、
”システム"つまり全体の中での仕組みやつながりとして理解し考えることが必要だと思いました。
自分の担当の技術は製品に明るくてほかの技術や製品については全く分かりませんでは、
設計や障害対応もなかなか大変なことになるぞ!という感じ。
割とインフラ周りの入門書って、
WEBの3層構造だったり、OSI参照モデルの説明、サーバーとは、の用語説明で終わることが多い気がします。
確かにそれらも有用な情報ですし大事ですが、実際上記のような内容は会社の研修やネット上でも知ることができるので、
その先を知りたいんだよなーってことがあります。
”その先”について記載しているのが本書の良い点だと思います。
ちょうど初心者~中級者あたりをターゲットにしている一冊だと思います。
メモリ情報はどう見るか、ファイルキャッシュはどう使われているか、ストレージとOSの関係性などなど。
LU(Logicul Unit)といった用語も現場では使いますが、これらの用語についても説明があり現場の理解に役立ちます。
この本を今の現場に入ったときに読んでいれば、少しは苦労が軽減されたのではないかなーと思っています。
そういう意味で早く読むべきだったと思っています。
また本書は読んで終わりというより、現場で色々経験しながら都度見返したりすると有用だと思っているので、
現場色々経験しながら本書の内容を吸収していきたいと思います。
学び
・CPUの速度が2倍になっても、アプリケーションやDBMSの処理速度は2倍にならない。I/Oの速度は変わらないため。
・共有メモリが重複して表示されることでメモリ使用率が実際よりも高く見えることがある。
・筆者は、待ち行列はエンジニアにとって(ネットワークに限らず)性能を理解するための重要な概念だと考えます。