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「塩田千春展 魂がふるえる」の”命”感がすごい

森美術館で行われている塩田千春さんの「塩田千春展 魂がふるえる」に行ってきました。

 

きっかけはこの記事

note.mu

 

 

twitterでたまたま見つけた記事で、この展示のすごさと図録を買うこと勧める内容

 

記事を一つ書けるぐらいすごい展示なのだろうかと興味を持ったので行ってきました。

 

 

 

 

 

 

行ってみたらまあ、すごい!

 

部屋に縦横に張り巡らされる赤い糸。

 

部屋中に血管が張り巡らされているかのよう。

 

一本一本の糸が重なって圧倒的な空間を構成している。

 

作成にかけられてた労力、それを動かす情熱のすごさを感じます。

 

 

上記の写真記載の作品のほかにも、黒い糸が張り巡らされた部屋、

 

彫刻、絵画、映像作品も展示されていました。

 

 

 

塩田千春さんについて簡単に調べてみると

 

インスタレーションを中心に「生」や「存在」をテーマに制作をされている

 

作家さんのようです。

 

まあ、展示を見れば「生」や「存在」がテーマなんだろうなというのは

 

なんとなくわかりますが。

 

 

 

 

 

僕がこの展示をみた感想としては「怖い」という表現がしっくりきます。

 

 

塩田千春さんが伝えたいメッセージがあるのか、ないのか僕には分からないけれど、

 

インスタレーションの至るところに登場する赤い糸はあまりにも血管のようで、

 

それが”命”や”生”といったイメージへとつながりました。

 

日常生活でそういった「イメージ」へ、体験へとつながる瞬間ってあまりないんですよね

 

実際には“命”や”生”というのは常に身近に存在しているしその尊さや儚さは感じている

はずなんですけど

 

 

忙しい日々の暮らしやニュースとしてパッケージングされることで、

 

イメージや体験というより0と1で構成された「情報と」して処理されているように思います。

 

 

そんな命を情報として認識する機会のほうが多い暮らしのなかで、

 

突如具体的なイメージとして、体験として立ち現れる「命」「生」に対して

 

「怖い」に近い感じ方をしたように思います。

 

 

 

 

色々人によって感じるところは違うんだろうけど、記事や写真だけでなく

 

実際に足を運んでみてほしいと思います。

 

情報じゃなく体験として自分のものにしてほしいです。

 

 

 

 

 

 

図録のほうは結局買いませんでした。

 

図録自体は装丁もかわいく、中身もぎっしりでお得感満載だったのですが、

 

自分の今の好みには合わなかったので購入を見送りました。

 

 

 

 

ちなみに「塩田千春展 魂がふるえる」のチケットを買うと、

 

「PIXARのひみつ展」も入場できますので、POPな気持ちで終えたいならこちらに立ち寄ることをおススメします。

 

 

 

 

 

 

※高田冬彦さんという作家さんの作品もみれるのでそちらも是非みてください!

 狂気というか謎というか、20代くらいの人は純粋に興味をもって楽しめそうです。

   (それ以上の年齢になると抵抗を感じる人も多くなるかも..)

 

www.mori.art.museum

www.chiharu-shiota.com

ja.wikipedia.org

www.enjoytokyo.jp